白色申告の帳簿作成は簡単か?

前回まで、白色申告でも使える制度について書いてきました。

裏ワザとか小ネタより、そもそも記帳わからんわボケ!

といわれそうですね

安心してください

書きますよ

今回は、白色申告の帳簿の記帳と確定申告について書いていきます

国税庁様も親切に解説してくれているので、リンク張っておきます。

かなり丁寧に書いてくれているので、私はざっくりQ&A形式で論点まとめて書いていきます。

帳簿の作成は、何のために必要?

帳簿の作成は、確定申告を作成するうえで必要となる、下の収支内訳書の作成をするために必要であり、帳簿自体を提出するわけではありません。

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作成した帳簿を基に、各々の項目に数値を入れていきます。

なお、収支内訳書は、一般用、農業所得用、不動産所得用と3種類に分かれており、基本的には、事業が農業や不動産に該当しないのであれば、一般用の収支内訳書を使用しましょう。

記帳は何にする?

会計ソフト、エクセル、ノートなんでも良いです。

まず

会計ソフトについてですが、これを使えるなら青色申告しましょう

最近の会計ソフトは、「会計知識が出来なくてもできる」とよく謳っていますが、正直簿記のルールについてある程度理解がないとしんどいところもありますし、慣れるまで結構しんどいと思います。

なので、もし会計ソフトを使用するなら、少し頑張って青色申告をした方が良い気がします。

とはいえ、「弥生会計のオンライン版」や「マネーフォワードのクラウド版」をはじめ、他の会計ソフトも、初年度無料を結構やっているので一度試しに使うのはアリかなと思います。

私個人が白色申告するなら、エクセルで記帳すると思います。ノート代かからないですし、書き間違えてもすぐに消せますし、集計も楽で、データなので保存しやすくかさばらないので。

もちろん、ノートも気軽に記帳できるため、毎日継続しやすいこと、そのままノートに領収書などの根拠資料等も貼りやすいため、パッと見やすいとは思います。

結論自分のやりやすい形で良いと思います。

どのように記帳する?

白色申告の帳簿は単式簿記という、簡単な記帳で作成して良いとされています。

単式簿記は、取引によりキャッシュが増えたのか、減ったのかという「収入と支出」と、その取引の内容を記録していきます。

いわば家計簿のようなもので、大まかには

・いつ

・誰に

・何を

・いくらで

を記録すればOKです

簡単にエクセルで作成してみました。

あくまで例なので、上記要件を満たせば自分の管理しやすいように、残額を足したりカスタマイズして全然OKです。

・いつ=日付
⇒ 取引が発生した日です

・誰に=内容
⇒ 入金、出金の相手先です

・何を=内容、勘定科目
⇒ 入金、出金の目的と項目です。勘定科目が項目に該当します、基本的には収支内訳書に記載されている勘定科目に統一した方がわかりやすいと思います。また、収支内訳書で項目ごとに集計が必要になるので、別で科目ごとに集計を取っておくと後で楽です。

・いくらで=入金、出金
⇒ 取引金額です

以上です。

ちょろいですね。

なお、単式簿記では取引を取引手段ごとに記録はしません

取引手段とは、現金決済、クレジットカード決済、手形や掛決済、口座振込などの支払手段をいい、これらの取引の出所についてもキャッシュ全体でみて、プラスかマイナスかだけで管理します。

これらについてもしっかり管理したものが青色申告で求められる「複式簿記」になってくるイメージです。

白色申告の確定申告には何が必要?

白色申告の確定申告に必要な書類は収支内訳書以外には、以下のとおりのものです。

・確定申告書B

個人事業の所得については、事業所得に該当します。確定申告書Aには、事業所得を記入する部分がなく、給与所得や配当など簡易な確定申告書の場合利用するものとなりますので、個人事業を事業所得として申告する場合には、必ず確定申告書Bを選択しましょう。

・各種控除関係の証明書

紙面で確定申告を提出する場合、各種控除を適用する場合には、保険料控除や寄付金控除の証明書の添付が必要となります。またマイナンバーカードの写しなど個人を証明するものの添付も必要となります。

電子申告であれば、大部分の資料の添付は不要となり、郵送代や資料の貼り付け作業もいらんので、個人的には電子申告をおすすめします。

以前電子申告関係の記事も書いているので、参考いただければ幸いです。

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ちなみに、「電子申告によるメリット」の記事にも書いていますが、来年の確定申告から青色申告は、電子申告は優遇されますが、白色申告については、特に変化はないので、控除面でみると白色申告は紙面でも電子申告でも変化はありません。

根拠資料の保存は?

一般的に

領収書・請求書・銀行振込の控えなどは5年間の保存

帳簿は記録として7年間の保存

が必要とされています。

紙ベースの保存は、かさばるので誤って処分してしまったり、場所の所在がわからなくなったりしてしまいがちですので、しっかり整理してファイリングするなどして保管しておきましょう。確定申告を終えたらもう使用しないと思うかもしれませんが、税務調査が入ったときに必ず申告の根拠を求められ、領収書等の控えや帳簿は確認されます。

個人的には、領収書等は帳簿の根拠資料になるものであるため、本来的には、領収書等も7年間保存しておくべきです。

あと7年過ぎた後の資料の破棄についても、しっかり取捨選択して処分しましょう。

いくら保存期間が終わったからといえ、自分の過去の申告はしっかり把握しておくべきであり、過去の申告がわからなくなるのは本末転倒ですので、

・取引金額の大きいもの
・税務的論点になりそうな要素のもの

については、永年保存しとくべきです。

さいごに

以上

ここまで白色申告の帳簿の作成と確定申告について解説してきました。

白色申告は青色申告に比較すると簡素化されていますが、それでも最初はとっつきにくいと思います。

そもそも確定申告自体が年1回の行事なので、何回やっても、忘れてしまいがちです。

そうなると申告自体だるくなりますよね

よくわかります

ただ、確定申告次第では、結構な税金が還付されることもあり、決して悪いことばかりではありませんよ確定申告は

税務署に聞きに行けば、親切に教えてくれますし、今はネットでも情報がたくさん転がっています。

その参考に少しでもなれば幸いです。




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