「収益」と「利益」など…会計用語の違いわかりますか?

こんばんは

意外にメジャーな用語ほど、間違いやすく、勘違いしている方多い気がします

ということで、いまさら聞けないとこを改めて解説したいと思います。

「収益」と「利益」

これは以前も話したのですが、

「収益」は売上などの営業活動などにおける成果であり、

「利益」は収益から費用を差し引いた額のもうけを言います。

「収入」と「収益」

この2つのワードは、非常に混在して使われることが多いです。

「収入」は、

売上代金である「お金」を回収したときに生じます。

つまり収入は、もらった現金のことをいうわけで、用途は限定的なので単純明快です。

「収益」は、

売上だけでなく、受取手数料、受取利息など営業活動や営業活動以外から生じる成果の総称をいい、かなり広義な捉え方をする言葉で、「収入」も「収益」の中に含まれます。

「収入」は、現金売上とイコールになりますが、「収益」は、現金以外にも売掛金、手形など様々な形で収益として認識され、現金の動きだけでは追えません。

つまり、現代社会の中で「収入」と「収益」は、ほとんど一致しません。

たとえば、昔ながらのおばあちゃんがやっているような駄菓子屋などであれば、入ってきた現金である「収入」売上げとしての成果である「収益」は、おそらく一致するでしょう。これはイメージでいうと、キャッシュレス決済などは導入しておらず、現金のみで決済する場合だからです。

しかし、今日では特に企業間取引において現金決済などほとんどなく、掛販売や手形発行、成果のあらわれる取引形態は多様化しており、決済したタイミングと入金のタイミングはズレるのが一般的です。

「支出」と「費用」

基本的には、「収入」と「収益」と考え方は近いです。

「支出」は、

費用などの代金として「お金」を支払ったときに生じます。つまり支出は、支払った現金のことをいい、「収入」と同様に用途は限定的なので単純明快です。

「費用」は、

発生した支払い全般のことをいい、代金が未払いでも提供された役務や品物も含むため、「収益」同様、広義な捉え方をする言葉で、「支出」は「費用」の中に属しています。

現代社会では、「収入」と「収益」同様に

「支出」と「費用」もほぼ一致しないものと考えたほうが良いです。

ちなみに個人事業されている方や、社長さんがよく言う

「経費」というワードは、「費用」のことをいいますので、一応補足しときます。

「利益」と「所得」

「利益」は、

会計上のもうけであり、

「所得」は、

税金上のもうけを言います

まー儲けという意味では一緒です

ではなぜ、会計上のもうけと税金上のもうけを分ける必要があるのか?

それは、それぞれ計算の目的が違うためです

会計は、適正な期間損益計算に基づき、一事業年度における当期純利益を計算し、経営成績や財政状態を株主や利害関係者に明らかにすることを目的としています。

一方の税金は、課税の公平に基づき、一事業年度における所得金額を計算し納付すべき税額を計算することを目的としています。

だから税金の計算においては、所得を使うわけです。

ちなみに

個人の所得税に関しては、利益と所得はほとんどズレることはありませんが、法人は基本的に利益と所得はズレることが多いです。

少し小難しくなるので、参考程度に挙げておきますが、法人税を計算するうえでの

税金計算上の収益を益金といい、税金計算上の費用を損金といいます。

基本的に、大部分の収益と益金、費用と損金は一致するのですが、会計と税務の目的の違いにより、多少差異が出る部分があります。

法人税は会計上の当期純利益をまず求めて、上記の差異が出る部分を会計上の利益から調整していくことで、法人税の課税所得を計算します。

個人に比べると法人は、取引規模も大きく取引数も多くなり、幅広い面で会計と税務の両面からのケアが必要なことから、法人税は専門家でないと確定申告できない所以でもあります。

さいごに

今回上げたワードは、なんとなくイメージで分かっていても、ついつい混合してしまいがちです。ここでしっかり確認しておきましょう。

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