損益計算書① 利益を生むには「収益」を増やし「費用」を減らせ

再び会計シリーズに戻って損益計算書について書きたいと思います。

今回は損益計算書の仕組みについて軽く説明していき、ちょっと最後に最近思ったことについてぼやきたいと思います。

損益計算書とは

損益計算書は、横文字でProfit and Loss Statement略してPLとよくいわれます。

聞いて名の通り損と益を表すもので、企業が1年間行った全ての取引を基に、損である『費用』と益である『収益』が集計され、その差額の儲けである『利益』が表示され一会計期間の経営成績を表示したもので『企業の通信簿』としての約割を果たします。す。

左右の仕訳のルールで作成される貸借対照表とは異なり、損益計算書は一番上に収益を記載し、そこから費用を羅列していき、最後に利益を表示します。

なお、損益計算書を読むうえで抑えるべきポイントは3点あります。

『収益』と『利益』は異なるものである

日常生活において何気なく収益と利益を使っている方も多いと思いますが、この違いちゃんと理解していますか?

これらはしばしば、同義語として用いられることが少なくありません。

会計において収益と利益は全く異なる概念のものです。

『収益』はあくまで売上であり、

『利益』は収益から費用を指し引いた「もうけ」

を意味します。

会社にとってどちらの数値が重要でしょうか?

会社を存続し、事業を継続・拡大するためには、利益をあげ続ける必要があります。

利益をあげるためには、収益をあげなければなりません。

収益を上げるためには、費用を投入しなければなりません。

最終値である利益がもちろん重要なのは当たり前ですが、そこの数値に行きつくまでの収益、費用の増減が大きな要素になるのは言うまでもありません。

たとえ、収益が増えても費用がそれ以上に増えてしまえば、利益は減ってしまいます。

下図を例にすれば、第1期と第2期を比較すると、第2期の収益は2倍増ですが費用は2,4倍となっており、収益に対する利益の効率性を示す利益率(利益/収益)は、10%悪化しています。

目指すべき理想の形は、第3期のように、たとえ収益が減ったとしても費用を削減し高い利益率を描くことです。

第3期は第2期と比べると収益は3/4に減少していますが、費用を第2期の1/2に抑えているため、結果として利益率は全3期の中で一番良い数値になっています。

つまり、利益を大きくするには、

収益を増やす

費用を減らす

これにつきます。

さいごに + ぼやき

損益計算書の内容については、論点が多いので、回数刻んでいきたいと思いますので、今日はこれくらいで。

少し上記も踏まえて最近思ったことを書きたいと思います。

現在、コロナの影響で経営破綻するような企業や生活困窮するような事業者もたくさん出ており、会社や事業の在り方は今後大きく変わってくると思います。

ただ、不謹慎かもしれませんが、これはある意味新たなチャレンジや無駄を省くチャンスでもあります。自粛の影響で収益が上がらないのであれば、経営者が目指すべき会社のスタイルは上図の第3期のような経営です。

つまり費用を減らすしかありません。

その中で経営者にとって一番辛いことは、人件費を削るための雇用の削減だと思います。もちろんこれはすべての経費削減を行った最終手段でなくてはなりません

それでも会社を継続させるために非情な判断が必要であれば、経営者は雇用の削減をしなければなりません。

人を雇うということは、人を切るという判断の可能性もあるということを経営者は、そして雇われる側も、雇用は絶対ではないことを、認識したうえで働かなければなりません。

日本でも終身雇用制度は必ず衰退していくと考えられるため、そういう意味でもこの認識は必要です。

それを踏まえると、これからの時代一番強いのは

「副業、事業をしている、サラリーマン」

だと思います。

この2足のわらじは、

・収入源が2つある

・所得分散が可能(節税対策)

・人脈や仕事に相乗効果が生まれる可能性がある

・個人事業の所得を確定申告していれば、個人事業の収入が減れば、今回のような持続化給付金などについても受給が可能

などのメリットがあります。

私も今回のコロナで、色々自分の身の振り方を考えるようになったので、少し会社に属しながら個人事業をする、新事業の展開という動きをするのもありかなと感じています。

現在、コロナの影響で良くも悪くも、様々な補助金・助成金が拡充されており、新たなチャレンジへの門戸もかなり広がっているので、ピンチをチャンスにかえるよう努力したいと思います。

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