「事業化の決断」と「個人 or 法人の選択」

X君「事業てどう始めるん?」
わし「どれくらいのレベル感でしたいん?」
X君「がっつり」

わし「個人、法人どっちでやりたいん?」
X君「よくわからんけど、とりあえず社長なりたいし法人がいい」
わし「・・・エエ意気込みやな」

先日の友人との楽しい会話の一幕です。

事業を始めたいと思っても大体最初はふんわりしているもんです

周りに相談して話を聞き、自分で調べ、少しずつ外堀を埋めていきながら、方向性を明確にしていくものです

今回からは、事業を始めるに当たって考えるべき順序と内容について、実際自分も個人事業始めてみてこうしとけばよかったなというのも踏まえて解説していこうと思います。

事業化の決断

簡単に事業を始めるにあたって、考えていく順序です。

当たり前ですが、事業は「事業を始める決断」から始まります。

ただ単になんとなく事業を始めるだけであれば、正直誰でも簡単に始められます。

なので、このタイミングで

事業の最終目的をどこに置くか

そして

どこまで本気で取り組む

をしっかり見定める必要があります。

事業の目的の明確化

まず、自分のやりたいことを明確にしましょう。

事業を始めるということは、イコール事業を始めることに何かしらの目的があるからといえます

極論、目的が「お金を稼ぎたい」でも良いと思います

そこにも必ず何か達成したい目的があるからお金を稼ぎたいわけであり、また、そのお金儲けの手段としてその事業を選んだ理由が必ずあるはずです。

その理由を突き詰めて自分の最大の強みとしましょう

事業をするうえで一番大切なのは「目的」です。

その目的をハッキリと認識し表現することで、その事業にはぶれない軸ができ、また社会的意義が加わり、説得力が増します。そして、経営判断に迷いが生じません。

…とはいいつつも、

最初からガチガチ明確な目的意識を持った人など、そうはいません。

なので、大枠として絶対譲らない軸として、事業で「やりたいこと」と「やりたくないこと」の線をしっかり引くことが大切だと思います。

私の場合、

「やりたいこと」は、自由でおもしろいことで

「やりたくないこと」は、不自由でおもしろくないことです

ふんわりかつただのわがままボディです

でも、ここは譲りたくないわけです。

これが大枠の軸であり、そこからは個別に自分の目的と合うかどうかをすり合わせていくわけです。

事業が大きくなればこうも言っていられなくなるかもしれませんが、事業は大きく分けると黎明期、成長期、ピーク期、衰退期の4クールに分けられ、その期ごとに目的の微調整をしていけばいいのかなと個人的に思います。

事業のウエイト

目的が明確化されていれば、どれだけのウエイト感で事業をしたいかも決まっていきます。事業を始める年齢や置かれている状況は、人それぞれ異なります。

今日では、事業も様々な形で取り組めます。そのため、自分にとって理想なウエイトで事業に取り組むのが正解だと思います。

求める目的が違えば、取り組み方も時間も異なるのは当然であり、これは結局のところ本人がどれだけ頑張って取り組みたいか次第です。

個人 or 法人

次に事業をしていくうえで考えることは、事業を行う殻を個人か法人いずれで行うかです。

ここで確認すべき点は、下記の3点です。

・やりたい事業の許認可等の確認
・事業の本気度
・法人、個人それぞれのメリットデメリット

まず、第1に確認すべきは、事業の許認可等の確認です。

事業によっては、資格登録が必須な事業、法人でないと認可の下りない事業、また法人でも株式会社でないとできない事業があります。

最初にこれを確認しておかないと、素晴らしい構想を練ったとしても無駄に終わる可能性がありますので、自分のやりたい事業に許認可等の制約がないかは、最初に確認しましょう。

次に、事業の本気度です。

これは、事業化の決断のところでどれだけのウエイトでやりたいかという部分につながるところです。

法人で事業をやることは、社会的信用力を増す一方で対外的な責任やリスクも増すことが多いため、本業の仕事が別にある場合や、最初は様子見でやりたいなどの場合は、個人でやるほうが気持ち的には楽で気軽に取り組めます。

個人的には、個人である程度実績が出てから法人を設立するというルートが一番手堅いようには思いますが、やはり、事業は勢いや想いの強さも重要なので、自分の信念に覚悟があり、モチベーションを上げるためにも法人化するというのも一つの手段です。

これらを踏まえ、最後に法人、個人それぞれの良い点、悪い点を確認しましょう。

39-1,51-3

上記資料は以前どこぞの記事を書いたときに使ったものですが、基本的に法人のメリットは、個人部分にない良さであり、法人のデメリットは、個人のメリット部分と言いかえれます。

節税面

法人の最大の良さは、以下の理由から節税が非常にしやすくなります。

・収入から差し引くことのできる経費が個人より幅広い
税制優遇措置が個人より圧倒的に多い
個人より税率が低い

これはあくまでそれなりの利益が出ていることが前提となります。税金は基本利益課税なので、利益がなければ、税金はほとんど発生しません。

なので、納税面だけで考えるのであれば、利益が出ていないのに、法人化するのは、NGです。

人それぞれ状況が異なりますが、一般的に500~700万円の利益が出てくるようであれば、納税面だけで考えると法人の方がお得といえます。

ただ、個人も個人事業主であれば、それなりの節税が可能となるので、より大きい節税効果を望む場合に法人は適しているといえます。

社会的信用

融資や取引先との交渉も法人の方が有利に進むことが多いといわれます。

設立費用、維持費

法人で事業を行う場合、初年度は利益が出ていない場合で少なく見積もっても法人でやる場合は、30万ほどはかかってきます。

個人であれば、ここの支出はないので、身軽さやスピード感は個人に軍配が上がります。

社会保険への加入が必須

法人で考える上で、メリットでもありデメリットでもあります。

メリットとしては、社会保険に加入できるということで、自分も従業員も安心して働ける環境を提供できます。

デメリットは、従業員を雇用する場合の社会保険料の半分を会社が負担することです。これは、会社にとってかなりの負担になります。

事務手続き

法人は、社会的信用を担保するため、それなりの手続きが必要であり、書類や従業員など様々な部分での管理という面でも、それなりのレベルが求められます。そのため、個人より色んな面での調査されるようなリスクも増します。

さいごに

ここまで、事業を始めるにあたっての、

・事業化の決断

・個人、法人どっちでやるか

の部分を見てきました。

次回は、個人と法人を細分化していきたいと思います。

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