申告の訂正をした場合の再申告

前回確定申告の早期申告について書きましたが、もし申告後修正があった場合どうすればよいのか?

申告期限内であれば、何度も提出できます。

これを訂正申告といいます。

電子申告であれば、提出した申告書の修正部分を訂正のうえ再送すればそれだけでOKです。一応、備考欄に「訂正申告」と書いとくと親切でわかりやすいです。

所得税法基本通達120-4
「同一人から2以上の申告書が提出された場合」

法定申告期限内に同一人から法第120条に規定する申告書、法第122条に規定する申告書又は法第123条《確定損失申告》に規定する申告書のうち
種類を異にするものが2以上又は種類を同じくするものが2以上提出された場合には、特段の申出(法定申告期限内における申出に限る。)がない限り、当該2以上の申告書のうち最後に提出された申告書をもって、それぞれの規定により提出された申告書とする。

(注)上記の取扱いは、法定申告期限内においては、事務に支障のない限り、申告書の差替えを認める趣旨のものであるから、先に提出された申告書に還付金が記載されており、かつ、その還付金につき既に還付の処理が行われていたような場合には、この取扱いは適用できないことに留意する。

要は「あとから提出したものを本申告とします」というそれだけです。

ただ、(注)書き部分は少し注意が必要です。

既に税務署側で還付の処理を行っている場合、期限内に訂正申告を行っても訂正が間に合いません。

このような場合、申告期限内であっても「訂正申告」を行うことはできませんので、「修正申告」又は「更正の請求」が必要となります。

ここで例を挙げて状況別に説明します。

納付税額100で申告後、申告期限内に計算の誤りに気付いた

 納付税額を120に訂正したい(100の納税はまだ)

訂正申告後、税額120で納付

訂正申告により納付税額が増え当初申告分の税金をまだ納付していない場合、申告期限までに訂正申告による正しい税金120を納付すればOKです。

 納付税額を120に訂正したい(100を既に納税)

訂正申告後、税額20を追加で納付

訂正申告前に当初申告分の税金を納付済の場合、申告期限までに差額の税金20を追加で納付すればOKです。

納付税額を80に訂正したい(100を既に納税)

訂正申告後、税務署に訂正申告をした旨を伝える

訂正申告により税額が減り、当初申告分の税金を納付済の場合、差額の税額20は還付されますので税務署へ連絡しましょう。

☆振替納税を利用している場合、4月20日頃に口座引き落としにより納税が行われるので、振替日に訂正申告の正しい税額が引き落とされるため、特段手続きは必要ありません。

還付税額100で申告後、申告期限内に計算の誤りに気付いた

還付税額を120に訂正したい(還付はまだ)

税務署に訂正申告可能か確認後、可能であれば訂正申告

還付されていなくても、既に手続きが完了している可能性があり、手続き中であれば、還付手続きを止めてもらい申告可能か確認の上、訂正申告しましょう

還付税額を120に訂正したい(100の還付を既に受けた)

訂正申告不可のため、更正の請求が必要

上記(注)書きの場合です。

この場合、すでに還付を受けており、申告期限内であっても訂正申告は不可です

税額20の還付を受けるためには更正の請求が必要となります。

一連の例を見てきましたが、訂正申告する場合は、どの状況でも一度税務署に連絡いれる方が安全です。

気付いた時点ですぐに税務署に問い合わせましょう。

なお、申告期限が過ぎた場合の修正も含め

軽くまとめてみました。

ご参考ください。

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